葡萄の木を植えて裏庭のスペースを活かす

2021年6月17日 投稿者: TEjcEXZd

玄関側の表庭だけではなく、こだわったのは建物の裏のささやかなスペースも、裏庭として使う事でした。建物の裏側ですから日陰になりがち、緑を植えても木を植えてもさほど成長も良い状態の維持も難しいだろうと考えていました。当初は裏庭をコンクリートで固めて、足場をしっかりすることを検討していましたが、周囲からコンクリートではなく土のままの方が良いとアドバイスがあり、足元は土のままの状態です。ところが何もしないでいたら草が生えて、蚊などの虫も発生して厄介なことになりました。これならコンクリートにすればよかったと話し合ったものの、裏庭を活かすことを検討することになったのです。裏庭づくりで配慮したのは、日照時間が短めでもあまり水はけがよくなくても、丈夫に育ち手のかからない植物を植えることでした。

しかしそんなに都合よい草木はすぐには思い浮かばず、どうするかを迷っていたところ、やってきたのが葡萄の木でした。本来葡萄は日当たりの良い場所がベスト、でも譲り受けた葡萄は昔からある、どんな場所でも大体育つという丈夫なタイプ、スーパーなどで販売するような立派な品種ではありません。植え付けをするまでその品種の名前さえ知らなかったほどであり、植え付けをしたのは冬の寒い時期です。一般的な葡萄園を想像すると、かなり広大な土地に一面葡萄の木が植えられていますが、自宅の裏庭の狭いスペースなので、葡萄農家のような豪快なものではありません。

肥料もあげることはありますが年に数回ほど、水やりもそんなに頻繁ではなくても良いということ、出荷目的ではないこともあり、あまり手はかけてはいないです。それでもすくすくと育ち、時期になると緑色の実をつけました。普段売り物のみずみずしくて甘い葡萄を食べなれているので、大味で甘さが少なく酸味が強いうえに、種がたくさん入っている緑の葡萄はお世辞にも美味しいとは言えません。ですが昔は果物と言えば酸味が強く、今みたいに甘くはなかったということで、シニア層には大好評です。裏庭を活かすことができていますし、葡萄の木があるのは少し贅沢な気がして、見た目としても裏庭まで楽しめています。