ずぼらガーデニングのすすめ
2021年6月15日ずぼらガーデニングなんて聞くと、何にも手入れされていない、雑草生え放題の庭。
というイメージを持たれる方が多いと思います。
私が提案するずぼらガーデニングとは、手入れをしないということではなく、限りなく最小限に抑えた手入れだけで庭を保つということです。
お勤めされている方が多いと思いますので、植物が好き。日々の生活の中で癒されたい。という思いはあっても、あまり手入れに割く時間はとれない。疲れていてそんな余裕はない。という感じで断念されている方が多いのではないでしょうか。
でも、案外気楽に始められ、さほど手間もかからず癒しガーデンを手に入れることは可能なのです。
私自身、植物に興味を持った15年程前は
いろんな雑誌を見たりして憧れの庭に近づけるためにいろいろな種類の植物を購入しては植栽していました。好きが高じてガーデンデザイナーの資格を取ったこともあって、デザイン画から作成し、近郊のショップではなかなか入手できない植物は通販で探してまで購入して理想のガーデンを造ったつもりでした。球根も植え、季節が巡ると花ばなが咲き揃って、自分なりに満足なガーデンができたなぁ~と感動して過ごした一年でした。
しかし、仕事もしていて、子供もまだ小さかったので、そんなに頻繁に庭いじりばかりしている時間は取れません。
でも、植物は生き物なのです。
当然、水やりや花がらつみ、肥料を施し、時には害虫とも戦います。
段々と手入れする時間も減ってきて、気がつくと虫にやられて枯れていたり、雑草が占領していたり、季節の草花は延び放題で
見た目に美しくない姿になっていきました。癒してくれるはずのガーデンはあっという間に見なかったことにしようガーデンに変わっていました。
私もあれだけ好きだったガーデニングが、
始めにがんばりすぎたのか、少々面倒くさいとすら感じていました。
そんな時、ふとガーデンを見ると強健な植物や、宿根草、リーフなどは生き残っていることに気がつきました。
日々のお世話が大変な一年草をいっぱい植えて、お花いっぱい=きれいなガーデンみたいなイメージを持っていましたが、それを維持するのにはある程度時間と気力が必要です。でも、そんなに手間をかけなくても十分育ってくれて、色彩も美しいガーデンは造れるのです。
つまり、好みだけで植えるのではなく、手間のかからない植物の選定というのが最も重要なポイントです。
現に我が家の今のガーデンには、ドドナエア、ユーカリ、ティーツリーなどの常緑樹があり、間には面を埋めるローズマリー、アイビー、ヒューケラ、クリスマスローズ、ラムズイヤー、ヘリクリサム、線を出すカレックスなどで構成されています。
カラーリーフを多く取り入れることで色彩も鮮やかになり、グリーンの濃淡も幅広く出せます。そこにポイントとして、少しの季節のお花の一年草を地植えではなく、鉢植えにして加えることで、日常の手入れはほぼ水やり程度(地植えは必要なし)で保てる、ずぼらガーデンが完成します。
手間入らずなのにいろいろな形状、色合い、手触りのリーフガーデンの中に、ちらほらと季節の花ばなが咲いて、とっても癒されるココチイイガーデンなのです。
ずぼらガーデン始めてみませんか?